69〜71日目にあたる3日間は、学生さんの旅行で館内は貸切だった。都内の私立中学生だそうで、私たちの小屋と隣の小屋に分かれて宿泊している。
中学生の時は、そんなことは思わなかったかもしれないが、今思い返せば、あの時間にまた戻ってもいいなぁと思う。きっと20年後、今を思い返せば、戻りたいと思うのだろう。
それにしても、私が思い浮かべる中学生とはかけ離れていて、とても落ち着いている生徒たちに見える。私の通った小学校、中学校はとても荒れていたので先生もひぃひぃ言いながら苦労していたのを思い出す。もしもあの時の環境が違えば、今の私はここにいなかったかもしれない。
6/25に生徒たちがチェックアウトしてからは、小屋は2日間の休館日。2日間だけだが、私たちスタッフが羽を伸ばせる時間だ。とはいえ、喫茶やランチ、外来入浴は受け付ける。
天気もグズっとしていたので、お客さんが来る来ない、帰られる帰られないとそわそわしなくて済む。
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ここ1、2週間は特に日記に対してもカメラを持っての観察にしても益々疎かになっている。休み時間は、刺繍をちまちまと進めるのに夢中、あまり他のことに手がつかない。そうこうしているうちにシーズンが終わるのはわかっている。
▲草刈りしていたスタッフが藪の中に見つけたショウキランの群生
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