夏の早朝に福岡のカルスト台地、平尾台へ

福岡に帰省中、地元の山を登りたいなと思い、真夏の暑くてたまらない日に学校や部活の行事で何度も登ったことのある福智山登山を計画。友達家族に「やめとき〜」「あついばい!!」と言われたのでサクッと登れそうな平尾台に行くことにしました(単純)。

せっかくブログに残すなら勉強してみようと、カルスト地形、カルスト台地について検索。どの記事にも、”教科書で見たカルスト台地とは”なんて文句から始まるんだけど、授業や教科書にそんな単語出てきたっけ?習った記憶ゼロです。

ということで、授業中寝てしかなかった私が、もう一度地理を勉強し直すつもりで書いてみます。(いや、絶対習ってない)

日本にある三大カルスト

日本には三大カルストが存在します。平尾台(福岡県)の他、秋吉台(山口県)、四国カルスト(愛媛・高知)の3つです。平尾台は国の天然記念物、秋吉台は国定公園・国の特別天然記念物(天然記念物の中でもさらに特別だそうです)、四国カルストは愛媛県の県立自然公園として指定されています。ちなみに1番の広さを誇るのは秋吉台だそうです。

カルスト地形とは。

日本だけでなく、海外にもカルスト地形はあります。中国の九寨溝、トルコのパムッカレ、アメリカのイエローストーン公園、クロアチアのプリトヴィツェ湖郡国立公園などなど。
カルスト地形の始まりは海のサンゴ礁。地球を覆うプレート、つまり大陸プレートと海洋プレートは常に動いていて、大陸プレートの下へ海洋プレートが沈み込みます。その時に化石化し堆積したサンゴ礁は石灰岩となり、陸とぶつかって隆起していきます。
石灰岩は水に解けやすい性質です。雨水や地下水は、隆起した石灰岩の形を変えていきます。そこでできるのが写真のような、カレンフェルト、ドリーネ、ウバーレ、ポリエ、鍾乳洞 。このような地形をカルスト地形と言います。
それぞれ簡単に説明すると、
  • カレンフェルト=墓石地形。このお墓を思い出させるような岩柱がたくさん並んでる地形のことです。(この景色を見た私の第一声「お墓みたい。」は、あながち間違ってなかったようです。)
  • ドリーネ=ぽこぽこ見える落とし穴のようなもの。雨水や地下水で溶食してこのような形ができます。
  • ウバーレ=ドリーネの集合体。
  • ポリエ=ウバーレ、ドリーネ、のさらに大きいもの。日本語では溶食盆地というそうです。
横文字で何がなんだか分からなくなってきましたが、この地形の元は3億年、4億年前の海中のサンゴ礁だということです。そんなことを考えながら写真を見返すと、、、ぞっとします。

平尾台の最高地点、貫山

・・・とかいうカルスト地形のカの字も知らずに、この日は平尾台を朝から歩き(ときどき走り)ました。
アルプスの山登りのような険しいピークやゴツゴツした岩はなく、なだらかで標高も全体的に低い平尾台。登山というよりハイキング気分で歩けるような場所。観光地でもあるので、登山しない人にとっても行きやすい場所かなぁと思います。ドライブやツーリングで来る人も多いみたいです。誰もが楽しめるように整備された道は歩きやすく、走りやすくなっています。
最高地点は貫山(ぬきさん・712m)。ここは歩いてしか入れません。茶ヶ床園地から中峠、四方台を通って往復してみました。すれ違った人は片手で数えるほど。早朝だったのでカルストの景色をほぼ貸切状態。とっても気持ちがいい。山頂は至って地味、この看板があるだけ。遠くの海も見えました。

夏に行くなら早朝か夕方に。

正直言うと、アルプスみたいな山の形ではない=山感が薄い丘のような場所と思っていた私は、平尾台に興味がなかったのですが笑、やっぱり自分の足で歩き自分の目で見ると印象って変わるもんです。平尾台の一部分しか歩いてないので、隅から隅まで歩いてみたい。そして他の秋吉台、四国カルストも行ってみたくなりました。

ただ!標高は低いので、夏は暑い。春か秋、夏なら早朝か夕方がオススメです。私は貫山から降りてくるとき、太陽の光の角度がどんどん上がっていくので汗だらけ。日の出と共に歩きはじめて朝日を見に行く、夕日が沈むのを見に行く、というのが、夏はちょうどいいと思います。

8月の平尾台に咲く花

見つけた花を、3つ紹介。2つは秋の七草です。8月の初めとはいえ、早朝は少しひんやりしていて、トンボがスーっと飛んでいました。秋も目の前…!

河原撫子

朝日に照らされたひらひらした花びらが可愛いです。

桔梗

触ると音が鳴りそうな、かわいらしい大きさと形でした。

野姫百合

絶滅危惧種でもある、野姫百合。朱色の百合は手で包み込みたくなるような大きさ。名前の通り姫=小さな百合です。斑点があり、ふたまわりほど大きい花は小鬼百合というそうです。
他の季節に行けば、違う花や違う景色にあえるのかな〜。次はすすきの時期を狙いたい・・・。

おわり。

歩いた後はやっぱりラーメン。半透明な豚骨ラーメンと手羽先がたまらん

✏︎2019.11.20

 

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